パトシBLOG

インフラエンジニア兼マネージャーがキャリアとおすすめの本を綴る

僕がキャリアに悩んだ時に手に取るビジネス書:あたりまえだけどなかなかできない42歳からのルール

誰しもキャリアに悩む時はあると思う。僕はそういう時の心の拠り所として、この本をいつも大事にそばに置いていて、迷った時に手に取っている。

 

作者はリクルートの編集長から映画配給会社に転職し、無職の時代も経験した人材コンサルタントだ。その無職の経験談がリアルで重みがある。肩書を持った人がそれを無くした時、周囲の人の対応がどう変わるのか、だからこそ「肩書」抜きで勝負することの重要性が書かれてある。

この本には100個のルールが載っている。その中で僕のお気に入りのルールを2つあげてみる。

好きなルール①:大型旅客機ではなく、不安定な戦闘機であれ

このルールがとても心に刺さってしまった。作者が中堅映画配給会社で働いていた頃の先輩で元大手メーカーの営業部長を務め、トップの成績を誇っていたにも関わらず、その職を捨て、中堅会社で働いていた人から聞いたエピソードらしい。

大型旅客機は、気流が安定している時は快適な乗り心地だが、少しでも気流が不安定になると、すぐに揺れてしまう。逆に戦闘機は絶えずバランスを取らねばならぬよう、わざわざ意図的に不安定に設計されている。

安定な状態は実は不安定。不安定な状態こそが最大の安定なんだよ。

当時、僕は勤めていた大企業の中での自分のキャリアに疑問を抱き始めていたのだが、この言葉に大いに影響されてしまい、僕は大手企業を辞める決心をし、社員数が100分の1程度の中堅企業に転職した。大手企業にいる大型旅客機の安定感を捨てることに少なからず躊躇したが、会社に左右されずに生きていける実力を得ようとチャレンジを試みた。中途入社した会社では、役職が技術部門の部長であろうとも何でもやらなければならず、時には営業部長のようなこともやったので、幅広い力を付けることが出来た。おかげで今では十分に不安定な状態だ。

好きなルール②:ズボンの裾5ミリにこだわれ

「ズボンの裾5ミリ」という表現を非常に気に入ってしまった。

神は細部に宿る」 という表現があるが、まさしく細部へのこだわりが、美しさや格好よさを生む

僕の職業はエンジニアだが、まさしくエンジニアリングで細部にこだわれないやつはカッコいいものは作れないし、リリース後に安定運用しない。そして、それは一事が万事のはずだ。普段からダボダボの服を着ているやつは、エンジニアリングでもダボダボになってしまうと思う。だからこの本を読んでからの僕は服を買うときの試着が長くなった。少しでも自分の体のサイズに合った服を選びたいし、どんなにデザインが気に入ってもサイズが合わない服は買わなくなった。そして、スーツは市販品をやめオーダーメードに変えた。値段はそれほど変わらないにも関わらず、体へのフィット感が格段に上がった。それと比例して自分では気づかないうちに仕事での細部へのこだわりもあがっているはずだ。何事にも細部までこだわるおじさんを目指したい。

 

その他にも、『丸裸になっても勝負できる自分を作っておけ』や、『「ただ働き」の中にこそ、宝は埋もれている』なども僕が影響を受けているルールだ。キャリアに悩む40代には是非読んで欲しい一冊だ。