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北極海の戦略的重要性を考えさせられるマンガ『空母いぶき GREAT GAME』が面白い


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今度の舞台は北極海

前編が面白かったので、続編となるこのGREAT GAMEも読み始めてみた。前編では尖閣諸島での中国人民解放軍との戦闘が描かれていたが、今度はその5年後の北極海が舞台となっている。現在2巻まで発売中。物語はまだ序盤だ。

主人公は新顔、空母いぶきの登場人物は継続

前編で空母いぶきの艦長であった秋津二佐や副艦長の新波二佐はそれぞれ昇格して、第5護衛隊群司令、いぶき艦長として引き続き登場するが、本編での主人公は護衛艦しらぬいとその艦長である蕪木二佐だ。蕪木二佐は次期いぶき艦長として秋津が推しているという設定である。

北極海の海氷融解問題の調査研究が目的であったが

海上自衛隊護衛艦しらぬいは、地球温暖化による北極海の海氷融解問題に対する調査研究目的で日本政府から派遣されただけだったのだが、同じく北極海を調査中であったアルゼンチンの海洋調査船ディオサ号が海中の正体不明の浮遊物を拾い上げた直後からどこからともなく魚雷で狙われ始める場面に遭遇してしまい、しらぬいおよび日本政府は単なる調査研究だけでは済まなくなっていく。

北極海の戦略的重要性

防衛省自衛隊防衛白書によると、実際に北極海は近年の海氷の減少に伴い北極海航路の利活用や資源活用の可能性が高まっていることから沿岸諸国は権益確保に向けた動きを活発化させているようだ。同時に軍の海上輸送が可能となる領域が拡大し、軍事戦略的にも重要性が増しており、各国が牽制しあっている様子がうかがえる。

www.mod.go.jp

日本としてもヨーロッパとの物流においてマラッカ海峡スエズ運河経由の2万キロのルートに対し、1.3万キロの北極海ルートは貿易上見過ごせない選択肢となるだろう。

とは言え、北極海に面していない日本の自衛隊北極海で命を張らなくても良いのではないかと思ってしまった。作品中でも永田町やマスコミから調査研究目的から逸脱していると批判があがるものの、蕪木艦長は「目の前で溺れる者があれば見過ごさず助ける」というシーマンシップの信念の元、ディオサ号とその船員を助けようと奮闘する。

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しかし、この「空母いぶき」は前編同様マンガにも関わらず、緊張感が伝わってきて読んでいて疲れてしまう。でも早く続きが読みたい。

前編の「空母いぶき」についてはこちらをどうぞ。

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