先日、お酒でやらかした。救急車のお世話になったらしい。が、記憶はない。
夜の0時頃に自宅の最寄り駅の改札付近で倒れ、吐いていたそうだ。
通行人が見るに見かねて駅員に伝え、駅員さんが救急車を呼んでくれたらしい。
どうやら警察も来ていたようだ。警察の人が僕のスマホから奥さんに電話をかけ、奥さんが迎えにきてくれたのだ。
「今から奥さんが来ますからね」と呼びかけられていたのはうっすらと記憶はある。
そして病院には行かず、自分の車に乗せられて家まで帰ったのだ。ものすごく寒かったのは覚えている。
緊急事態宣言中だから夜を避けて昼からワインを飲んだ
そもそも、なぜそこまで酔っ払ったかというと、僕が会社を辞めると聞いて、お付き合いのある取引先のSさんが辞める前に飲みたいと言うので、行きつけの居酒屋で昼間から会うことになった。
緊急事態宣言中だから、せめて夜の人の多い時間は避け、昼の空いている時間に飲もうと思ったのだが、それが災いの元だった。時間がたっぷりあった。
お店はガラガラで僕ら二人と良く知る店長の三人だけだった。
気持ちよくワインのボトルを空けていたが、3本目を始めた頃、たぶん17時頃からの記憶がない。
後日、Sさんに聞くと、どうやらそのまま22時半頃までお店にいたらしい。
僕は「まだ帰らないぞ」などと言っていたそうだ。迷惑な客だ。
でも、Sさんに聞くと、お店で吐いたり迷惑をかけてはいなかったらしい。
お店を出た後、Sさんと一緒に駅まで歩いたのだろう。
Sさんは電車が逆の方向なので、僕は一人で電車に乗ったと思われる。
そして、最寄駅までの5駅を乗車して、ちゃんと降りたのだ。
全く記憶がない。
運が悪ければ死んでいた
記憶のない時間が長すぎる。
酔っ払いがホームから落ちて電車に轢かれるという話はよく聞く。
僕はよくちゃんとホームを歩いて改札まで来れたものだと思う。
そして、改札で倒れたからまだマシだったものの、もう少し歩いて駅を出てから道で倒れていたら、きっと車に轢かれて死んでいただろう。
改札で倒れたのはラッキーだったと思わざるをえない。
いや、死なないにしても電車の中で女性に抱きついたりしていたら痴漢でアウトだ。
電車の中の記憶が全くない。混んでいる時間帯だと思うのだが、僕はちゃんと乗っていたのだろうか。
繰り返しになるが、電車内で変なことをせず、改札で一人で勝手に倒れたのは本当に運が良かった。
昔から酒癖は悪かった
ちなみにお酒でやらかして救急車のお世話になったのはこれが二度目だ。
20代の後半、社会人になっていたが、同僚との飲み会で調子に乗って焼酎を飲みすぎて記憶がなく、気付いたら病院で点滴が刺さっていたことがある。
他にも救急車までは行かなくとも、周りに迷惑をかけたことは何度もある。
ニューヨークでも気持ちよくワインを飲みすぎて、お店からホテルまでの記憶がなかったことがある。同僚が一緒だったから良かったものの、外国で記憶を飛ばすなんて何かあったらどうするつもりだったんだろうと今更思う。
こんな風に自分のお酒の許容量を超えて飲んでしまうのは、たぶん大学時代に原因があると思う。
僕は体育会系の部活に入っていたので、それはもう飲まされた。
一気飲みなんてのは当たり前で、お酒が強くない僕は限界を超えても飲まされて、そしていつも潰されていた。
そうやって許容量を超えて飲むということを普通にやっていたのが、今でも尾を引いているのだろう。
もうお酒はやめる。そしてゴルフを始める
でも今回は武勇伝では済まないと思った。先述したように運が悪ければ死んでいた。
だからもうお酒はやめる。
とは言え、付き合いや会食もあるのでゼロには出来ないが、一日ビール一杯までにする。
それぐらいなら大丈夫だ。
ワインは飲まない。ワインが僕にとっては良くない。美味しいが記憶が飛ぶ。
家では飲まない。迷惑をかけた奥さんに合わせる顔がない。
そして、お酒の代わりにゴルフを始める。
クラブは義父にもらったものがあるが、ここ5年くらいは触っていない。
コースに出たことはあるが、スコアは180とか酷いものだった。
友人と周っても会えるのはティーショットの時くらいで、一緒にカートに乗って移動することもできなかった。
いつかゴルフスクールに通ってちゃんと習いたいと思っていたものの何もせずだった。
コロナ禍で昔の友人達が飲みに行こうではなく、ゴルフに行こうと言い出している。
僕は下手くそだから行きづらくて誘いに乗ってこなかったのだが、この機会にちゃんと習って上手くなって友人達とのゴルフを楽しめるようになろうと思う。
ゴルフはお金がかかると思いがちだが、きっとお酒の方がお金がかかる。
一度飲みに行くと五千円から一万円は飛んでいく。それが週に何度も重ねていると月に何度コースに行けるだろうか。
きっとお酒よりもゴルフの方が、この先の人生は楽しくなるはずだ。
災い転じて福となすと言うのは都合が良すぎるが、この失敗を機に人生を変えれば良いと思っている。