私はアクティブトラッカーのFitbitを長年愛用しているのだが、それに加えてひと月ほど前にサブスクリプションサービスのFitbit Premiumを利用し始めてみた。何が違うのかを書いておこうと思う。
Fitbit Premiumとは
Fitbitはデバイスさえあればそれだけで無料でアプリ連携も出来て、活動量と睡眠を十分に計測できるのだが、Fitbit Premiumというサブスクリプションサービスもあり、これはそれ以上の情報が得られるという。
以前から知ってはいたものの、月額650円もするので敬遠していたのだが、とりあえず一度試してみようと考え、90日間の無料トライアルを利用し始めてみた。
有料のFitbit Premimum会員と無料会員は何が違う?
有料と無料で何が違うのかという点が気になるところだが、私の主観でみる違いは以下になる。
- 睡眠スコアの内訳がわかる
個人的にこれは嬉しい。無料では睡眠スコアは表示されるものの、内訳がわからないため何を改善するべきなのかがわからなかった。
Fitbit Premium会員になってみてわかったことは、睡眠スコアの内訳は、
睡眠スコア = [睡眠時間/50%] + [深い睡眠とレム睡眠/25%] + [回復/25%]
で計算されていることだ。
下記は今週の木曜と金曜のスコアだが、睡眠時間が2時間近く違うにも関わらず、睡眠スコアは大きく変わらないことがわかる。
そして、スコアの下にそのスコアの内訳が表示される。これは無料会員では表示されない。
右側の金曜の方は睡眠は短くても深い睡眠とレム睡眠の比率が良いので起きた時に「よく眠れた」という状態になる。


- 就寝時の心拍数がわかる
そして加えてわかったことは、お酒を十分に飲んで寝た夜は三番目の「回復」の値が低い。
回復は睡眠中の心拍数と寝付けない状態(寝返りの数)と推定酸素変動量から構成されているようだが、お酒を飲んで寝た夜はこの心拍数が高い。睡眠中の心拍数は低い方が良いらしい。
下の画面は左が飲まなかった時、右が飲んだ時だ。左は基準となる平常時の心拍数64に対し、ほとんどの時間で下回っていることがわかる。一方で右は100%上回ってしまっている。
睡眠中の心拍数はお酒を飲むと飲まないでこれほどまでに違うらしい。これによって、睡眠スコアに11点もマイナスの影響を与えている。


お酒を飲むと寝ても疲れが取れにくいとは思っていたが、こうやって定量的に示されてしまうと、やはりお酒は適量で止めるべきと思ってしまう。
有料会員になるかどうかは未定
さて、無料トライアル期間はあと1ヶ月ほど残っているのだが、有料で使い続けるかはまだわからないかなあ。上述したように良いのは良い。ただ月額650円、年額7,800円を払い続けるほどのものかはもう少し見てみようと思う。